こんにちは、くろです。
先日、NBAのドラフトで八村塁選手が日本人で初めてドラフト1巡目指名されました。
チームは異なりますが、2019-2020シーズンからはトロントで八村選手のプレーを見れるチャンスもありますね。
さて、日本人で初めてNBAのドラフトで1巡目指名を受けたのが八村塁選手ですが、遡ること約3年前、日本人で初めてMLSのドラフトで1巡目指名を遠藤翼選手が受けています。
今回はそんな遠藤選手が所属する、MLSのトロントFCの試合を観戦してきました。(トロントFC対ヒューストン・ダイナモ戦)
トロントFCとは
トロントFCは、カナダ・トロントをホームタウンとするMLS(Major League Soccer)に加盟するプロフットボールクラブで、アメリカ国外のクラブとして初めてMLSに参入したクラブです。
※現在は、モントリオールとバンクーバーのクラブも参入しています。
クラブ名のFCはFootball Clubの略なので、Jリーグの横浜FCや愛媛FCと同じ感じですね。
BMOフィールドのアクセス
トロントFCのホームスタジアムはBMOフィールドです。
このスタジアムは元々、ナショナルサッカースタジアムという名称でしたが、モントリオール銀行(呼称:BMO)が命名権を買っています。
※BMOはトロントFCのメインスポンサーにもなっています。
アクセスは、ストリートカーの509系統及び511系統のExhibition Loop駅下車すぐです。
509系統はBathurst駅から、511系統はUnion駅から出ているので、ワーホリや短期旅行などで来る人が滞在するエリアからは、ストリートカーでのアクセスが便利かと思います。
Go TransitのLakeshore West線のExhibition駅はさらにスタジアムまで近いですが、Exhibition駅に停まるGo Transitは本数があまり多くないので、やはりストリートカーでのアクセスが無難かと思います。
上の写真とこの下の写真はほぼ同じ場所から同じサイズ(ズーム)で撮ったので、その近さが分かるかと思います。ちなみにExhibition Loop駅は上の写真から右側に数十メートルの場所にあります。
地元の人はGo Transitを使う人が多いのか、試合後のExhibition駅は大混雑でした。それでも運行案内を見る限り、試合があるからといってそれに合わせて増発っていうのはなさそうです。(増発しないから混んでるとも言えそうだけど…。)
チケットの買い方
トロントFCの試合は、ホームBMOスタジアムの収容人数が30,991人に対し、ここ数年のレギュラーシーズンの平均観客動員数が27,000人前後で推移しているため、早めにチケットを買っておくのがいいかと思います。
チケットはTicket Masterというサイトで買えます。QRコードの画面キャプチャーしておくだけでいいので便利です。(窓口だとどこで買えるのかは不明…。もちろん当日券はスタジアムの窓口で買えるけど。)
Ticket Masterというサイトでは、トロントFCの試合のチケットだけでなく、MLBトロントブルージェイズの試合のチケットなど多くの興行のチケットが買えるため、ワーホリでトロントに来る人なんかは会員登録(無料)しておくと便利かと思います。
観戦場所
観戦場所のおすすめは、当然ですがメインスタンドかバックスタンドです。
チケットの値段
各座席のチケットの値段に関しては、おそらくダイナミックプライシングが導入されていると思います。(筆者の個人的な印象であり、真偽は不明。)
ちなみに僕はトロントFCサポーターが集まるゴール裏(115ブロック)のチケットを購入。約6ドルのシステム利用料を含めて39.27ドルでした。
フランスリーグより高い(´・ω・`)
当日の様子
開門はなんと1時間前…
Jリーグの観戦に慣れている人ならびっくりするかもしれませんが、開門はなんとキックオフの1時間前です。
それでも入場ゲートにそこまで列ができていない光景は、Jリーグの観戦(特に川崎フロンターレの試合)に慣れている僕にとってはとてもびっくりしました。
スタジアム周辺でこれといって時間をつぶせるような場所はないので、キックオフの1時間前にスタジアムに到着すれば十分です。
コンコースの様子
コンコースには当然飲食売店が色々ありますが、だいたいどこも売っているものは同じ(ホットドック、ハンバーガー、ビールetc…)なので充実感はありません。
値段も割と高めで、ホットドック6.5ドル、ソフトドリンク6ドル、ビール12.5ドル(全て税込)といった感じなので、スタジアムに来る前に買って持ち込んだ方が賢いと思います。
ちなみにコンコース内は一周可能です。
トロントFCサポーター席にはBMOの文字が、バックスタンド1階にはメープルリーフ、メインスタンド1階にはTORONTOの文字、メインスタンド2階にはメープルリーフが浮かび上がっています。
スタンドの様子
スタンドの様子はこんな感じ。
開門直後とは言えもうキックオフまで1時間を切っているのですが客席にいる人はまばらで、スタンドが人で埋まるのはキックオフの直前です。
Toronto FC @ BMO Field #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
ただなんせ開門がキックオフ1時間前なので、入場後すぐに選手のウォーミングアップが始まります。
まあとは言え日本と違い、この段階から応援が繰り広げられることはありませんでしたが…。
試合前の選手入場時からもう爆竹を使った演出 笑
トロントFCの試合観戦に慣れてないとびっくりしますね。
キックオフ前にはアメリカ国歌とカナダ国歌の斉唱があります。(カナダのクラブ同士だとカナダ国歌だけかも)
キックオフ直後から発煙筒 笑
トロントFCがゴールを決めたら発煙筒 笑
まだ2点ビハインドなんですが…。
試合の感想
試合に関しては1-3でヒューストンの勝ち。
ヒューストンが早い時間に先制して、トロントがほぼ一方的にボールを支配して殴り続けるも決定力を欠いて、その間にヒューストンがカウンターで追加点。
3失点とも簡単に中央を崩されての失点だったので、トロント目線ではもったいない試合だなーという印象。
連戦の影響なのか先発から外したブラッドリー選手とエースのアルティドール選手を投入した後半はさらに、トロントが一方的に殴り続ける展開に拍車がかかっただけになおさら…。
逆にヒューストン目線ではよくこの内容で勝てたねといった感じでしょうか。(少ない決定機を確実に仕留めたヒューストンの攻撃陣はお見事です。)
ちなみに試合後のスタッツが
ボール支配率 トロント69% – ヒューストン31%
シュート数 トロント18本 – ヒューストン7本
枠内シュート数 トロント5本 – ヒューストン6本
なので、サッカーが好きな人であればどういう試合だったか十分想像していただけるかと思います 笑
『試合全体のレベルとしてはJ1の方が面白い』というのが総まとめの感想になりますが、MLSで良かったのはフィジカルコンタクトがあってもあまり笛が鳴らなかったこと、そしてそれでも荒れた試合にならなかった事でしょうか。
Jリーグだとすぐ笛が鳴ってプレーが止まるし、たまに今日はあんまりファール取らないねって試合はだいたい後々荒れるんですよね(´・ω・`)
遠藤翼選手
最後にこの試合の僕の中での最注目の遠藤翼選手。
1週間前の前々節がベンチスタートだったのでどうなるかと思いましたが、前節はスタメン戻り、今節もスタメンで一安心。
ちなみにメンバー紹介がキックオフの本当に直前です。(というかアウェイのヒューストンのメンバー紹介って流れてたっけ…。)
普段は右サイドハーフで試合に出ることの多い遠藤選手ですが、この日はまさかの左サイドハーフで先発。
不慣れなポジションなのか前半は消えている時間が多かったですが、後半は選手交代もあり普段の右サイドハーフ(というか右ウィング気味)でプレー。
個人的な印象としては、右サイドでプレーしていた後半の方がはるかに生き生きプレーしている感じでした。
ちなみにこの試合のトロントFCのほとんどのコーナーキックは遠藤選手が蹴っていました。
先発フル出場でコーナーキックも蹴っていたので、とりあえずこの試合に関しては個人的には満足です。
ちなみにウォーミングアップや試合後はすぐに控え室に戻る選手が多い中、遠藤選手はゴール裏(トロントFCサポーターエリア)の方へ寄って挨拶をしていたのが、個人的には好印象でした。
と言うわけでワーホリでトロントへお越しの皆さん、短期旅行でトロントへお越しの皆さん、
せっかくトロントへ来た際はぜひ、日本人史上初めてMLSのドラフトで1巡目指名を受けた男、遠藤翼選手のプレーを見にトロントFCの試合観戦に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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